■各姿勢による熱伝導
・ヒートパイプの1/4をヒーターで加熱。
・ヒートパイプはボトムヒート・水平ヒート・トップヒートの3姿勢。
・ヒーター温度・受熱部温度・凝縮部温度から伝熱特性を確認する。
試験条件:アルミヒートパイプ W40×L480×t2.0
ヒーター温度 60℃
ヒーター出力 20W
ボトムヒート 180sec時
HP凝縮部温度:51.4℃
ヒーター温度:58.2℃
熱抵抗R =(58.2-51.4)/20
= 0.34(℃/W)
水平ヒート 180sec時
HP凝縮部温度:35.0℃
ヒーター温度:60.7℃
熱抵抗R=(60.7-35.0)/20
=1.28 (℃/W)
トップヒート 180sec時
HP凝縮部温度:25.4℃
ヒーター温度:59.4℃
熱抵抗R=(59.4-25.4)/20
=1.7 (℃/W)
ボトムヒートでは熱抵抗が0.34℃/Wと低く、良好な均熱性・熱移動が行われていますが、トップヒートでは1.7℃/Wと高く、凝縮側の温度が上昇していないため、ヒートパイプの特徴である高速での熱移動・均熱が上手く行われていません。 使用する際には取付姿勢が重要となります。
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