下西技研工業の強みOUR STRENGTHS
サーマル(termal)テクノロジー
当社技術の特長
ヒートパイプ
- 熱移動
- 均熱
製品はこちら > アルミヒートパイプ 銅ヒートパイプ マイクロヒートパイプ
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役割・原理・構造
ヒートパイプは作動液の蒸発・凝縮と毛細管現象を利用して、一方の端部に加えられた熱を、もう一方の端部に高速で移動させる伝熱装置です。
ヒートパイプの作用はあくまで熱の移動であり、冷却能力はありません。
そのためヒートシンクや放熱フィンなどの冷却部品と組み合わせることにより、熱源から熱を移動させ冷却します。
ヒートパイプは熱伝導性の良い銅やアルミニウムの中空形状の本体と、パイプ中に封入された揮発性の高い液体(作動液)と、
凝縮した作動液を毛細管現象を利用して移動させるウイックで構成されています。
基本動作
上図はヒートパイプの断面構造です。図の左側が高温部、右側が低温部(冷却部)となっています。
- 1高温部内壁で作動液が熱を吸収して蒸発する
- 2作動液蒸気が空洞を通って低温部に移動する
- 3低温部で冷却された作動液蒸気が凝縮して液体に戻り、内壁のウイック(毛細管構造の芯)に吸収される
- 4作動液が毛細管現象により、内部ウイックを伝わって高温部に戻る
このように両端に温度差を与えることにより、上記①~④の過程が生じ、ヒートパイプ内で作動液が循環し、
高温部から低温部へ熱移動が起こります。
製品
アルミヒートパイプ
特長
使用用途
|
銅ヒートパイプ
特長
使用用途
|
マイクロヒートパイプ
特長
使用用途
|
ベイパーチャンバー
- 熱移動
- 均熱
役割・原理・構造
ベイパーチャンバーはヒートパイプと同様に作動液の蒸発・凝縮と毛細管現象を利用して、高温部から低温部へ熱を
高速で移動させる伝熱装置です。
ヒートパイプに比べて、平面方向への熱拡散に優れており、高温側から低温側への熱移動と低温側平面での熱拡散により、
低温側に取り付けられるヒートシンクや冷却フィンの冷却効率を上げるのに適しています。
ベイパーチャンバーは凝縮した作動液を毛細管現象を利用して移動させるためのウイックとサポート材とを
熱伝導性の高い銅やアルミニウムの低温・高温側の筐体で挟み込み接合させた後、内部を減圧し作動液を封入しています。
基本動作
上図はベイパーチャンバーの断面構造です。図の下側が高温部(受熱面)、上側が低温部(冷却面)です。
- 1高温部内壁で作動液が熱を吸収して蒸発する。
- 2作動液蒸気が上方低温部に移動する。
- 3作動液蒸気が低温部で冷却され、作動液蒸気が凝縮して液体に戻る。
- 4作動液が毛細管現象により、内部ウイックを伝わって高温部に戻る。
このように両面に温度差を与えることにより、上記①~④の過程が生じ、ベイパーチャンバー内で作動液が循環し、
高温部から低温部へ熱移動がおこります。
製品
ベイパーチャンバー
特長
使用用途
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