使用頻度の高い材料をご紹介致します。
鋼板
・冷間圧延鋼板(SPCC)
・電気亜鉛メッキ鋼板(SECC) メーカー呼称:ボンデ鋼板、リバージンク、ジンコートなど
・SUS430(フェライト系ステンレス)
・SUS304(オーステナイト系ステンレス)
樹脂
・POM(ポリアセタール)
・PA66(66ナイロン)
・PBT(ポリブチレンテレフタレート)
・ABS(アクリロ二トリル・ブタジエン・スチレン)
・PC
鋼板
■冷間圧延鋼板(SPCC)
板金加工材料の中で最も多く利用され、流通性が良い。
■電気亜鉛メッキ鋼板(SECC)
メーカー呼称:ボンデ鋼板、リバージンク、ジンコートなど
亜鉛メッキ鋼板には、溶融亜鉛メッキ鋼板と、電気亜鉛メッキ鋼板の2種類が規定されていますが、SECCの方が流通量が多く、一般的な処理鋼板となっています。
■SUS430(フェライト系ステンレス)
ステンレス鋼の中では安価であり、最も使用頻度が高い材料となっています。 磁性を有します。
■SUS304(オーステナイト系ステンレス)
SUS430と比較すると高価となりますが、耐食性・光沢感がSUS430よりも優れており、外観となる部品に使用されることが多い材料です。 磁性を有しません。
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樹脂
■POM(ポリアセタール)
機械的強度が優れており、高負荷の掛かる箇所でも使用可能です。 耐摩耗性・摺動性に優れており、軸受けでの実績もあります。 透明材がない・対候性はあまりよくない・接着剤との相性が悪い、などのデメリットがあります。
■PA66(66ナイロン)
ナイロン系の中では最も高い機械的強度となっています。耐摩耗性・摺動性に優れています。 吸水性が大きく寸法安定性は優れません。
■PBT(ポリブチレンテレフタレート)
耐熱性が高く、高温下での使用に優位な材料となっています。吸水性も低く、寸法安定性があり、対候性にも優れます。 加水分解を起こす可能性があるため、高負荷の掛かる箇所で使用は推奨しません。
■ABS(アクリロ二トリル・ブタジエン・スチレン)
機械的性質のバランスの取れた材料です。 耐熱性・機械的強度・耐油性・耐衝撃性・成形性に優れます。 対候性と耐薬品性に劣るというデメリットがあります。
■PC
機械的強度があり、透明にすることができる材料です。 寸法安定性・耐衝撃性・耐熱性・対候性に優れます。 耐疲労性、耐薬品性は劣ります。加水分解を起こす可能性があるため、高負荷の掛かる箇所での使用は推奨できません。
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