使用頻度の高い表面処理
■亜鉛メッキ(3価クロメート)
- 一般的に最も使用される表面処理で安価です。エッジ等端部はやや膜厚が厚くなります。
- 塩水噴霧試験後には、赤さびは発生しませんが、白さびは発生します。
- (諸条件による)外観用途の処理ではないため、メッキ斑の許容が必要です。
- 膜厚が厚くなると、導通性がなくなります。
■無電解ニッケルメッキ
- 膜厚が均一で、深い穴の内部などにもメッキが施されます。
- 亜鉛メッキと比較すると高価な処理となります。
- メッキ自体の硬度が500HV程度であり、摺動性に優れます。
- 塩水噴霧試験後には、赤さびも白さびも発生しません。(諸条件による)
- 外観でも使用できます。
- 膜厚が厚くなっても、導通性があります。
■電気ニッケルメッキ
- 密着性はやや劣ります。エッジ等端部はやや膜厚が厚くなります。
- 高い光沢感を得ることができます。
- 塩水噴霧試験後には、赤さびも白さびも発生しません。(諸条件による)
- 外観でも使用できます。
- 膜厚が厚くなっても、導通性があります。
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