課題:吸引力の倍増
■解決の着眼点
複数極着磁による磁束コントロール
■条件
磁石材質・・・リング型のネオジム磁石
吸着対象・・・リング型の板金
空間ギャップ・・・あり
部品サイズの変更・・・不可
部品材質の変更・・・不可
部品配置の変更・・・不可
■結果
吸引力比較(初期モデルを1とした場合)
| 初期モデル | 1.0 |
|---|---|
| 2極 | 2.5 |
| 4極 | 2.0 |
| 6極 | 1.5 |
| 初期モデル | 2極着磁 | 4極着磁 | 6極着磁 | |
|---|---|---|---|---|
| モデル比較 | ![]() |
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断面の磁束ベクトル比較 | ![]() |
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これらは断面のベクトル図を示す。磁石と受け板は対向面がずれている。初期モデルは赤枠内の緑ベクトルが放射状に発散している。 |
磁束密度のコンター図比較 | ![]() |
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■解説
吸着板が赤くなるほど磁束密度が高く、良く磁束が届いていることを示す。
従って、より強い吸引力が働いているということになる。これらを比較すると、初期モデルは明らかに磁束が届いていないことが分かる。
複数極着磁において、赤色の面積が最も大きいのは2極着磁であることが分かり、着磁極数が多ければ良いという訳でもなく、ギャップに応じた最適値が存在することが分かる。
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