プッシュラッチ ノーマグネットタイプ (S)

プッシュラッチ ノーマグネットタイプ(S)の写真

特長

  • ・家電製品や音響機器製品で使用する扉のプッシュロック・プッシュオープンが、ワンタッチ操作でできる留め具のラッチです
  • ・ハンドルやつまみ不要のワンタッチ式
    指先で軽く押すだけで扉が開き、扉を閉める際は軽く押すだけで、アームが扉の受け部をしっかりキャッチし保持します
  • ・マグネットを使用しないタイプです

使用用途

・キャビネット、計測機器・情報通信機器・家具・家電などで、開閉扉の留め具として

仕様

RoHS対応品

品番 SS0053-A01A
サイズ プッシュラッチ ノーマグネットタイプ(S)の図面
本体重量 1.0g
素材 POM樹脂
耐久性 常温で作動50000回(ロック/解除を1回とする)
破壊荷重 ロック時の引張荷重3.4kgf(33.32N)
耐熱試験 65℃ 65% x 7 h 処理後で作動50000回
ヒートサイクル試験 65℃ 65% x 3 h ~ -20℃ x 3
h を1サイクルとして15サイクル処理後で作動50000回
耐寒試験 -20℃ x 7 h 処理後で作動50000回
扉受け部との保持力 1.0~1.5kgf(9.8~14.7N)
スライドキャッチの押込力 0.45±0.1kgf (4.41±0.98N)
スライドキャッチの解除力 0.35±0.1kgf (3.43±0.98N)
プッシュキャッチ装着後の抜去力 6kgf(58.8N)以上

使用例

プッシュラッチ ノーマグネットタイプ(S)の使用例

  • ・受け形状・本体取り付け部は上図「使用例」を参考に作成してください。なお保持力は受け形状と厚みによって変動します。
  • ・受けとキャッチのセンターのズレは0.2mm以下にしてください。
  • ・扉に使用する場合、回転中心から受けセンターの回転半径は30mm以上にしてください。
    垂直(90°回転)使用の場合は半径40mm以上に設定してください。
  • ・ロック解除ストローク1.5mmを確保できる構造にしてください。
  • ・ロック解除位置にストッパーを設けてください。

使用上の注意

  • ・高温・多湿(水などがかかる場所)・埃・ゴミが多い場所での使用は、強度や保持力が減少する場合があります。
  • ・ロック時、キャッチに負荷の加わる扉には使用しないでください。
  • ・ロック時に扉の自重が加わらない構造で使用してください。
  • ・バネ等による加重の加わった扉や構造で使用しないでください。
    プッシュラッチに内臓されているスプリング力よりも、扉の受け部にかかる荷重が大きくなった場合または扉回転部の擦動抵抗が大きい場合は、ロック状態から解除できなくなります。
  • ・ロック状態で、受けや扉を無理に抜かないでください。
  • ・ロック状態で扉を矯正する構造で使用しないでください。
  • ・扉に対して複数個の使用はしないでください。
その他のラッチのバリエーション