閉じた状態を保持できるセンサ
概要
開閉検知センサとは、開閉検知機能と扉などの保持機能を磁石を利用して一体化させたものです。磁気吸着型ドアスイッチやスイッチ付マグネットキャッチと呼ぶこともあります。
開閉検知センサには扉が開くとスイッチONとなるNC(ノーマルクローズ)タイプと、扉が開くとスイッチOFFとなるNO(ノーマルオープン)タイプがあり、磁石、ヨーク、リードスイッチ、磁石に吸着させる鉄板で構成されています。
NCタイプは、扉が閉まっている状態では、リードスイッチの接点は開いたまま(スイッチOFF)です。扉が開くと、磁気コントロールにより、リードスイッチの接点が閉じます(スイッチON)。
一方、NOタイプは、扉が閉まっている状態でも、リードスイッチの接点を閉じて(スイッチON)おくことができます。扉が開くと、磁気コントロールにより、リードスイッチの接点が開きます(スイッチOFF)。
特長
- ・内部の磁気コントロールで、スイッチがON/OFF
- ・扉のロックと、開閉スイッチの両機能を装備
- ・取付面積が小さく、機器装置のコンパクト化に最適
- ・電気接点部にリードスイッチを使用しているため、高い信頼性を発揮
- ・開閉10万回を保証
- ・接点動作はNC(ノーマルクローズ)、NO(ノーマルオープン)の2種類
- ・吸着面がフラット
- ・接点容量が大きく、回路構成の幅を広げられる
- ・横型・縦型2方向からネジ止めが可能
※注意※
受け板情報に関しては、下記推奨のものをご参照ください。
(作動しない場合もあります)
使用用途
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- ・情報通信機器全般、FA機器の扉センサ
- ・ドアスイッチマグネット など
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仕様
品番 | CA0250-A01 | CA0253-A01 | CA0256-A01 |
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磁性体吸着時動作タイプ | ON | OFF | ON |
磁性体開放時動作タイプ | OFF | ON | OFF |
吸着力 | 29.4 N 以上 | 29.4 N 以上 | 9.8 N 以上 |
接点動作 | NO | NC | NO |
マグネット | 異方性フェライト | ||
ヨーク | SPCC | ||
ケース | PC 黒 | ||
リード線 | UL3385、AWG#26、250㎜ | ||
取付ネジ締付トルク | 0.21Nm以下 | ||
スイッチ種類 | リードスイッチ | ||
スイッチ接点容量 | 最大10W | ||
スイッチ使用電圧 | 最大100VDC | ||
スイッチ使用電流 | 最大0.5A | ||
スイッチ初期接触抵抗 | 最大0.15Ω | ||
吸着耐久回数 | 10万回以上 | ||
サイズ | |||
推奨吸着板 | 29 * 16 * 1.6 t、材質:SPCC同等品。 ただし平ビス止め等の場合、ヨーク面にビス部が当たらないこと。 また吸着板を使用した場合は標準おもりを使用した場合よりも吸着力が低下する傾向があります。 |
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使用温度 | 0~60℃ |
使用上の注意
・スイッチに過大な衝撃を加えるとスイッチ内部が破損し、誤動作する可能性がありますのでご注意ください。
・強磁場中での保存・使用は行わないでください。
・本製品の吸着面に粘着物等エアーギャップを生じさせるものが付着しますと、動作が不安定になる場合があります。