スイッチングマグホルダーmug_holder
News
2024/8/27 よくあるご質問を公開しました
2022/3/1 新サイズ3種類が登場しました
(写真左から)SH-50B、SH-30B、SH-20B
このカテゴリーの商品は、当社関係会社マグテックの
オンラインショッピングサイトからも購入できます。
仕様
品番 | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 吸着力(N) ※1 |
吸着対象厚さ(mm) ※2 |
電圧(V) | 電流(A) | 最短通電時間(s) | 質量(g) 代表値 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SH-50B | 50 |
30 | 800 | 5 | 24 | 0.92 | 0.2 | 408 |
SH-50A | 50 | 20 | 550 | 5 | 24 | 0.90 | 0.1 | 284 |
SH-30B | 30 | 25 | 200 | 3 | 24 | 0.44 | 0.1 | 122 |
SH-20B | 20 | 20 | 80 | 2 | 24 | 0.60 | 0.1 | 43 |
※1 吸着力は参考値です。
※2 吸着対象厚さは最大吸着力を出せる限界厚さです。これより薄いと吸着力は逓減します。
スイッチングマグホルダーの概要・特長
品名 | 磁気式脱着装置 |
---|---|
名称 | スイッチングマグホルダー |
特徴 | 瞬間通電で磁力を ON/OFF! |
メーカー希望小売価格 | オープン価格 |
発売日 | 2020年12月1日 |
スイッチングマグホルダーの特長は次の5点です。
- ①従来製品に比べ半分程度の薄さで、大きな吸着力を生み出します。
- ②瞬間通電でON/OFFを切り替えられ、圧倒的な省電力性能を誇ります。
- ③無通電で吸着力を維持し続けるので、停電時でも安全が確保できます。
- ④省電力性能が高いため、モバイルバッテリーでも長時間駆動が可能です。
- ⑤不使用時はホルダーに吸着力がないので、取り扱い易く安全です。
使用方法
- ① 吸着対象物にホルダを接地させます。
- ② ホルダに24V0.1s以上通電(赤にプラス電流)し、吸着させます。
- ③ ②と逆方向に24V0.1s以上通電にて釈放します。
※注意事項
- ・本製品は強力な磁石を使用しておりますので、ご注意ください。
- ・吸着時は必ず吸着対象に接地させた状態で通電してください。
- ・対象が離れた状態で通電した場合、本来の吸着力を発揮できません。
- ・吸着面に錆が発生した状態では使用しないでください。
- ・吸着対象の材質、表面粗さ、平面度、厚さなどにより吸着力は変動します。必ず、安全率を考慮した動作確認をした上でご使用ください。
- ・ホルダの特性上、釈放時に3%程度の吸着力が残る場合があります。
- ・本製品は防水ではありません。
- ・ペースメーカの作動に影響を及ぼし、誤作動を引き起こす可能性があります。
よくあるご質問はこちら
2分でわかる製品動画
ダントツ製品を目指して
磁力をコントロールして脱着を容易にするデバイスにマグネットホルダーがあります。
様々な種類の従来製品が存在しており、吸着力や安全性、電力消費量、取扱い容易性など、それぞれに明らかなメリット・デメリットがあります。
そのため、顧客がどのニーズを優先するかによって、マグネットホルダーを使い分ける必要が生じていました。
従来製品が抱える問題点を全てカバーする、今までにない商品を作りたいという想いから、「スイッチングマグホルダー」を着想しました。
「スイッチングマグホルダー」は、薄型、吸着力、省電力、停電時の安全性、取り扱い易さという5つの評価基準において、 全ての項目で従来製品を凌駕する画期的でオンリーワンな製品です。
ご参考
表②の電磁ホルダーは電磁石で吸着させる製品です。
一般的に吸着力が強く、扱いやすい、安価であるという特徴がありますが、省電力性能、停電時落下の危険性など安全性能に大きな課題があります。
表③の永電磁ホルダーは、永久磁石の吸着力を電磁石でキャンセルする製品で、省電力性能、安全性能は高くなっていますが、吸着力や取扱い易さに課題があります。
表④の永電磁ホルダーは、永久磁石に電磁をプラスして吸着させ、逆に電磁をマイナスして、吸着力をキャンセルするものです。吸着力は非常に強いのですが、省電力性能や停電時安全性の課題は残ります。
ブレークスルーのポイント
新開発の「スイッチングマグホルダー」は、2種類の永久磁石を使用しています。
保磁力が高い磁石と、保磁力が低い磁石を配置し、保磁力が低い磁石の磁化方向を変えることで、吸着力のON/OFFを切り替えるという構造になっています。
磁束の向きをスイッチさせることから、「スイッチングマグホルダー」と命名しました。
停電時安全性動画
次の動画では、スイッチングマグホルダーの薄さ、力強さ、安全性、操作性を確認いただけます。
50kgの吊り下げテスト
※吊下げ時は、一般的に安全率を2~3と設定します。
吊下げ最大能力が50kgのホルダーの場合、17~25kg程度で運用することが一般的です。
(安全率の設定はお客様の仕様環境によって変わります)
製品動画 ~モバイルバッテリー~
スイッチングマグホルダーはモバイルバッテリーでもご使用いただけます。
是非こちらの動画で実際に使用している様子をご覧ください。
活用シーン例
【運搬用ドローン】
- ■災害支援物資運搬
- 荷物着脱時の操作が容易(荷物破損の危険性が低い)
飛行中の荷物保持に電力を消費しないので、バッテリー消耗を極小化(遠方地への支援が可能) - ■救難資材投下
- 浮き輪、救命胴衣の投下
- ■林業、電線施設作業などへの応用
- 運搬物の確実な切り離し(受け渡し)
【倉庫の無人化・省人化】
- ■AGV(無人搬送車)の台車連結
- AGVと台車の連結(脱着)が容易にできる
台車の自動脱着装置への展開が図れる
自動脱着モジュールの自社開発着手を開始