削ぎ立て加工による高性能ヒートシンク

概要
材料の表面を薄く剥ぐ加工法(スカイブ加工)によりフィンを作成します。薄く、狭ピッチのフィンの作成に適しています。そのため、強制空冷ファンとの組み合わせることにより、高性能な放熱器の作成が可能になります。
材料には、熱伝導率が高いアルミ、銅などが使用できます。
特長
- ・ベースとフィンが一体型であるため、熱を効率的に伝達できます
- ・一般的な押出成形に比べると薄くてピッチが狭く、かつ、背の高いフィンが作成可能
- ・金型不要なので、少量生産に適しています
使用用途
-
- ・半導体素子や電子回路の冷却
- ・電源、パワー半導体冷却など
一般加工条件

フィン厚さ:0.2mm以上
フィン間隔:0.2mm以上
フィン高さ:90mm以下
形状により異なります。
仕様例
対応発熱量 | 構造略図 | 外寸(参考値)W×D×H | 熱抵抗(参考値) |
---|---|---|---|
~200W | ![]() |
91×113×28 mm | 0.19 ℃/W(風速 約5m/s) |
~40W | ![]() |
57×67×12 mm | 0.90 ℃/W(風速 約3.5m/s) |