メカトロ用語集

メカトロテクノロジー

▲ PAGE TOP

当社製品で使われているメカトロテクノロジーに関する専門用語を集めました。

用語 説明
カシメ
(加締め)
ピンを塑性変形させる抜け止め加工。
加工後の形状はピン及び工具形状で種々の対応が可能。
(山形、丸形、平鳩目、丸鳩目など)
モーメント 物体を回転させようとする力の働きのことをいう。
支点から力点までの距離(腕の長さ)と力の大きさの積で表される。
トルク 意味合いはモーメントと同じ。回転軸周りのモーメントをトルクと呼ぶ。
材料工学や機械力学で用いられる用語。
摩擦トルク 摩擦力に起因するトルク。回転を止める作用となる。
静トルク 静摩擦力に起因するトルク。動トルクよりも大きな値になる傾向がある。
動トルク 動摩擦力に起因するトルク。静トルクよりも小さな値になる傾向がある。
摺動・摺動性 滑りやすさ。部品の表面が滑らかで部品同士の摩擦抵抗が少なく、なめらかに動く様子を指す。
スプリングバック パネル部品などが、プレスなどの曲げ加工後に戻る性質をいう。
ヒンジにおいては、受けたトルクで部品が弾性変形し、トルクが解除されることで元に戻る現象。
剛性 曲げやねじりの力に対する、寸法変化のしづらさの度合いのこと。
力に対して変形が小さい時は剛性が高く、変形が大きい時は剛性が低い。
フリーストップ ヒンジにおける造語。自由に止めることができるという意味。
ウェーブワッシャー 円環状の薄板に波をつけたもの。
「ワッシャー」と呼ばれているがバネとして使用する。
スイベル モニタスタンドでいえば、画面を左右に向けることが出来る機能。
ピボット モニタスタンドでいえば、画面を横から縦、縦から横に回転させる機能。
カールチルト:
締め込み方向回転
カール巻き板金に対して、シャフトをカール巻きを締め込む方向(巻きつける方向)に回転させること。
カールチルト:
開き方向回転
カール巻き板金に対して、シャフトをカール巻きを開く方向に回転させること。
ラッチレス ノートPCでいえば、閉じた際の開き防止機構(爪、ラッチ)をなくせるということ。
スナップフィット 金属やプラスチックなどの結合に用いられる機械的接合法の一種で、材料の弾性を利用してはめ込むことにより固定する方式のこと。
カム式チルト:
初期トルク
(通常トルク)
カムによる影響を受けていない摺動範囲のトルク。
カム式チルト:
脱出トルク
カムによる影響を受けている摺動範囲のトルクで、カムが嵌めあった位置から抜け出す(脱出する)際のピークトルクを指す。
エンジニアリング
プラスチック
一般的に、耐熱性が100℃以上、引張強度が50MPa以上、曲げ弾性率で2.4GPa以上のものを呼ぶ。
ある性質のみに特化したものなどは、特殊エンプラ・スーパーエンプラなどと呼ばれる。
潤滑油:鉱油(石油)系 石油(原油)、天然ガス、石炭など地下資源由来の炭化水素化合物もしくは不純物をも含んだ混合物の総称。不純物がない合成油に比べると使用温度範囲は狭い。
潤滑油:非鉱油(石油)系 鉱油系以外の潤滑油。合成油系や動植物油系が挙げられる。
潤滑油:合成油系 化学合成により生産された潤滑油である。一般に鉱油に比べて生産費用が高く高価である。
鉱油で十分に代替できる場合は、鉱油系潤滑油が用いられることが多い。
一般的な合成油系潤滑油の用途は、鉱油系潤滑油では困難な特殊な用途である。
例えば、低温潤滑、高温潤滑、高速剪断、対樹脂、対ゴム、真空などである。
アレニウス則 アレニウスの法則、アレニウスの式ともいう。ある温度での化学反応の速度を予測する式。

▼関連記事

 

▼関連製品・他

 

▼お問い合わせ